Auth-Share ロゴDOCS

権限とユーザー種別

概要

Auth-Share では、利用できる機能が ユーザー種別組織設定 によって変わります。

特に、組織で social login が有効かどうか によって、ログイン方法や一部のユーザー管理の仕様が変わります。

このページでは、各ユーザーが何をできるかを一覧で確認できます。


まず最初に押さえること

Auth-Share には主に次の 3 種類のユーザーがあります。

  • 管理ユーザー
  • 社内ユーザー
  • 外部ユーザー

また、組織設定には次の 2 パターンがあります。

  • social login が無効な組織
  • social login が有効な組織

このドキュメント全体で共通する原則

このシステムでは、個別機能を見る前に、次の原則を押さえておくと分かりやすくなります。

  • 一般モードでは、管理ユーザーと社内ユーザーの権限は原則として同じです
  • 外部ユーザーは、一般モードで利用できる機能が限定されます
  • 管理モードを利用できるのは管理ユーザーのみです
  • 社内ユーザーと外部ユーザーは、管理モードを利用できません
  • 権限とデータの参照範囲は、ログイン中の組織内に限定されます

以降の各機能の説明も、この原則に沿って整理しています。


social login の有無で変わること

social login が無効な組織

  • すべてのユーザーがメールアドレスとパスワードでログインします
  • 必要に応じて二要素認証を利用します
  • 管理ユーザー、社内ユーザー、外部ユーザーの招待が可能です
  • 管理モードからのパスワードリセットは、すべての対象ユーザーに実行できます

social login が有効な組織

  • 管理ユーザー・社内ユーザー は外部認証プロバイダー(以下、外部 IdP)でログインします
  • 外部ユーザー はメールアドレスとパスワードでログインできます
  • 招待できるのは 外部ユーザーのみ です
  • 管理モードからパスワードリセットできるのは 外部ユーザーのみ です
  • 管理ユーザー・社内ユーザーの名前やメールアドレスは、外部 IdP の情報に依存するため、Auth-Share 側では変更できない場合があります
  • 管理ユーザー・社内ユーザーを Auth-Share 側で削除しても、外部 IdP 側にアカウントが残っていると再ログインできる場合があります

権限の見方

このページでは、権限を次の記号で表します。

記号 意味
利用できます
条件付きで利用できます
確認のみ 読み取り専用で確認できます
× 利用できません

シークレットの権限

シークレット機能の概要

シークレットでは、認証情報や URL、トークン、メモなどを保存・共有できます。

Auth-Share では、シークレット機能を 一般モード管理モード に分けて考えると分かりやすくなります。

  • 一般モード
    自分に共有されているシークレットを閲覧・操作するための画面です
  • 管理モード
    管理ユーザーが、組織全体のシークレット状況を確認し、必要な是正を行うための画面です

基本ルール

  • シークレットの閲覧には共有設定が必要です
  • シークレットの編集には、共有に加えて編集権限が必要です
  • シークレットを作成したユーザーには、初期状態で編集権限が付きます
  • シークレットには、少なくとも 1 名の編集権限が必要です
  • 外部ユーザーには編集権限を付与できません
  • 実際の閲覧・編集可否は、直接共有と所属するすべてのグループからの共有を合わせて決まります
  • 管理モードでは、管理ユーザーが組織内の全シークレットを確認できます
  • 管理モードの管理ページでは、管理ユーザーがシークレット情報そのものを閲覧・編集することはできません

一般モードの権限

操作 管理ユーザー 社内ユーザー 外部ユーザー 備考
一覧・詳細の閲覧 直接または所属グループから共有されているシークレットに限る
作成 × 作成者には初期状態で編集権限が付きます
CSVインポート × 組織内の有効な管理・社内ユーザーを編集者として指定可能
名前編集 × 編集権限がある場合のみ
シークレット情報の追加・編集・削除 × 編集権限がある場合のみ
並び順変更 × 編集権限がある場合のみ
ユーザー共有状況の確認 × 共有されたシークレットに限る。閲覧のみの場合は確認のみ
ユーザー共有の追加・解除 × 対象シークレットの編集権限がある場合のみ
ユーザーごとの編集権限変更 × 対象シークレットの編集権限が必要。外部ユーザーへは付与不可
グループ共有状況の確認 × 共有されたシークレットに限る。閲覧のみの場合は確認のみ
グループ共有の追加・解除 × 対象シークレットの編集権限がある場合のみ
グループごとの編集権限変更 × 対象シークレットの編集権限がある場合のみ
削除 × 編集権限がある場合のみ
履歴閲覧 × 共有されているシークレットに限る
ページURLのコピー × 共有されているシークレットに限る
任意状態への復元 × 編集権限がある場合のみ

管理モードの権限

操作 管理ユーザー 社内ユーザー 外部ユーザー 備考
全シークレット一覧の確認 × × 組織内の全シークレットが対象
注意状態の確認 × × 編集者なし、閲覧者なし、削除済み など
共有済みユーザーの確認 確認のみ × × 要注意シークレットの管理ページで、直接共有されているユーザーだけを表示
共有済みグループの確認 確認のみ × × 要注意シークレットの管理ページで、共有されているグループだけを表示
管理・社内ユーザー1名への編集権限付与 × × 要注意シークレットに限り、有効なユーザーへ付与可能
一般的な共有の追加・解除 × × × 一般シークレット編集画面で行う
シークレット削除 × × 要注意シークレットに限り可能
全シークレットの履歴閲覧 × × 管理画面から確認可能
削除済みシークレットの復元 × × 最新履歴からのみ可能
シークレット情報そのものの閲覧・編集 × × × 管理ページでは行いません

補足

  • 一般モードでは、管理ユーザーと社内ユーザーの権限は原則として同じです
  • 一般モードで編集系操作を行うには、共有に加えて編集権限が必要です
  • 外部ユーザーは、共有されたシークレットを閲覧できますが、編集はできません
  • 共有経路が複数ある場合、ある経路を閲覧のみに変更しても、別の経路に編集権限があれば実効編集権限は残ります
  • 管理モードは管理ユーザーのみ利用できます
  • 管理モードの管理ページは、有効な編集者なし、有効な閲覧者なし、外部ユーザーだけが閲覧可能などの要注意シークレットに対する是正を目的とした画面です
  • 管理モードの共有状況は読み取り専用で、未共有のユーザー・グループやシークレット情報の値は表示されません
  • 管理モードでの復元は、削除済みシークレットの最新履歴からのみ 行えます
  • 管理モードの操作は、成功・失敗にかかわらず管理操作履歴に記録されます

グループの権限

グループ機能の概要

グループは、複数のユーザーと複数のシークレットをまとめ、グループ単位で共有するための機能です。

基本ルール

  • 一般モードでは、管理ユーザーと社内ユーザーがグループ機能を利用できます
  • 外部ユーザーはグループ機能を利用できません
  • グループへ所属できるのは、有効な管理ユーザー・社内ユーザーです
  • 一般グループ編集画面を利用するには、操作ユーザー自身がそのグループに所属している必要があります
  • 管理モードのグループ機能は、管理ユーザーのみ利用できます

一般モードの権限

操作 管理ユーザー 社内ユーザー 外部ユーザー 備考
閲覧 × 全グループと所属メンバーを確認できます
作成 × 有効な管理・社内ユーザーを1名以上所属させる必要あり
グループ名の編集 × 操作ユーザーが所属するグループに限る
所属ユーザーの追加 × 所属グループに限る。有効な管理・社内ユーザーのみ追加可能
所属ユーザーの解除 × 所属グループに限る。無効ユーザーは変更不可。1名以上を残す必要あり
共有シークレットの確認 × 所属グループに限る
共有シークレットの追加 × 所属グループかつ、操作ユーザーが対象シークレットを編集できる場合のみ
シークレット共有の解除 × 所属グループかつ、操作ユーザーが対象シークレットを編集できる場合のみ
シークレットごとのグループ編集権限変更 × 所属グループかつ、操作ユーザーが対象シークレットを編集できる場合のみ
削除 × 所属グループで、自分以外の有効なユーザーがいない場合のみ
復元 × × × 機能として提供していません

管理モードの権限

操作 管理ユーザー 社内ユーザー 外部ユーザー 備考
全グループ一覧の確認 × × 組織内の全グループが対象
注意状態の確認 × × メンバーなし など
管理・社内ユーザー1名の所属付与 × × メンバーなしグループに限り、有効なユーザーへ付与可能
所属ユーザーの確認 確認のみ × × メンバーなしグループの管理ページで、実際に所属しているユーザーだけを表示
共有シークレットの確認 確認のみ × × メンバーなしグループの管理ページで、実際に共有されているシークレットだけを表示。値は非表示
一般的な所属・共有設定の変更 × × × 一般グループ編集画面で行う
グループ削除 × × メンバーなしグループに限る

補足

  • 一般モードでは、管理ユーザーと社内ユーザーの権限は原則として同じです
  • 一般モードの編集は所属グループに限り、自分自身を外した後はそのグループを編集できません
  • グループへ共有済みでも、操作ユーザーが編集できないシークレットは、共有解除やグループ編集権限変更を行えません
  • 外部ユーザーはグループ機能を利用できません
  • 管理モードは管理ユーザーのみ利用できます
  • 管理モードの管理ページはメンバーが存在しないグループだけが対象で、所属ユーザーと共有シークレットの一覧は読み取り専用です

ユーザー機能の権限

ユーザー機能の概要

ユーザー機能では、自分のプロフィール確認、ユーザー一覧確認、管理モードでのユーザー管理などを行えます。

基本ルール

  • 一般モードでは、管理ユーザーと社内ユーザーの権限は原則として同じです
  • 外部ユーザーは、自分のプロフィール確認など利用できる機能が限定されます
  • 管理モードのユーザー管理は、管理ユーザーのみ利用できます
  • 社内ユーザーと外部ユーザーは、管理モードを利用できません

一般モードの権限

操作 管理ユーザー 社内ユーザー 外部ユーザー 備考
自分のユーザー情報の確認
social login × social login が有効な組織のみ
2FAによるlogin 組織の設定に依存します
全ユーザー一覧の確認 ×
全ユーザー詳細の確認 × × × 一般モードではユーザーの詳細は確認できません

管理モードの権限

操作 管理ユーザー 社内ユーザー 外部ユーザー 備考
全ユーザー一覧の確認 × × 組織内の全ユーザーが対象
ユーザー編集 × × 認証方式、対象ユーザー種別、最後の管理ユーザーなどの条件により変更範囲が異なる
パスワードリセット開始 × × social login が有効な組織では外部ユーザーのみ
ユーザー削除 × ×
管理・社内ユーザーへの直接共有の確認 確認のみ × × 共有・所属一覧 で確認。共有設定は変更不可
管理・社内ユーザーの所属グループ確認 確認のみ × × グループメンバーも確認可能
管理・社内ユーザーのグループ経由共有確認 確認のみ × × 共有経路ごとの編集権限を確認可能
管理・社内ユーザーのシークレット操作履歴 確認のみ × × シークレット操作履歴 で確認
外部ユーザーへの直接共有の確認 確認のみ × × 共有情報 で確認。共有設定は変更不可
外部ユーザーのグループ経路・操作履歴確認 × × × 外部ユーザーの管理画面には表示されない

補足

  • 一般モードでは、管理ユーザーと社内ユーザーの権限は原則として同じです
  • 外部ユーザーは、自分のユーザー情報の確認のみ利用できます
  • 一般モードでは、どのユーザーも各ユーザーの詳細確認はできません
  • social login が有効な組織では、管理ユーザー・社内ユーザーは外部 IdP を使ってログインします
  • 外部ユーザーは social login を使わず、メールアドレスとパスワードでログインします
  • 管理モードは管理ユーザーのみ利用できます
  • 社内ユーザーと外部ユーザーは、管理モードを利用できません
  • social login が有効な組織では、管理ユーザー・社内ユーザーの名前とメールアドレスは外部 IdP の情報に依存するため、管理画面から変更できません
  • 管理・社内ユーザーの 共有・所属一覧 と外部ユーザーの 共有情報 は読み取り専用です
  • 同じシークレットが直接共有と複数グループから共有される場合は、共有経路ごとに確認できます
  • social login が有効な組織では、管理ユーザー・社内ユーザーを Auth-Share 側で削除しても、外部 IdP 側にアカウントが残っている限り、再ログイン時に Auth-Share 側へ再登録される場合があります
  • ただし、ユーザー削除時にはシークレット共有やグループ所属などの関連データは削除されるため、再ログインしても削除前の状態には戻りません

招待機能の権限

招待機能の概要

招待機能では、新しいユーザーを組織に招待できます。

基本ルール

  • 招待機能は、一般モードで管理ユーザーと社内ユーザーが利用します
  • 外部ユーザーは招待機能を利用できません
  • 新規招待の作成は一般モードの機能です
  • ただし、招待一覧には管理モードのパスワードリセット機能によって作成されたレコードも表示されます

一般モードの権限

操作 管理ユーザー 社内ユーザー 外部ユーザー 備考
新規招待の作成 × social login が有効な組織では外部ユーザーへの招待のみ
招待一覧の確認 × 組織内の招待・パスワード再設定用レコードを確認
失効済み・期限切れ招待の削除 × 稼働中の招待は削除できません

招待一覧に表示される内容

招待一覧には、一般モードの招待機能で作成した招待だけでなく、管理モードで実行したパスワードリセット用のレコードも表示されます。

一覧の 目的 欄を見ることで、用途を区別できます。

  • 招待
    一般モードの招待作成機能によって発行されたものです
  • PW再設定
    管理モードのパスワードリセット機能によって発行されたものです

つまり、招待一覧は新規ユーザー招待だけでなく、パスワード再設定に関連する発行履歴もあわせて確認する画面です。

ステータスや削除可否の考え方は共通で、稼働中のものは削除できず、失効済み・期限切れ・完了済みのものが削除対象になります。

補足

  • 一般モードでは、管理ユーザーと社内ユーザーの権限は原則として同じです
  • social login が無効な組織では、管理ユーザー・社内ユーザー・外部ユーザーの招待が可能です
  • social login が有効な組織では、外部ユーザーのみ招待できます
  • 外部ユーザーは招待機能を利用できません

管理モードの権限

管理モードの概要

管理モードでは、組織全体の状態を管理ユーザーが確認し、必要な是正や管理操作を行います。

管理モードを利用できるのは管理ユーザーのみ です。
社内ユーザーと外部ユーザーは利用できません。

管理モードでできること

機能 管理ユーザー 社内ユーザー 外部ユーザー 備考
全シークレット一覧の確認 × × 組織内の全シークレットが対象
要注意シークレットの管理 × × 編集者付与・削除。管理ページは要注意状態に限る
シークレット共有状況の確認 確認のみ × × 共有済みユーザー・グループだけを表示
シークレット履歴確認・削除済みの復元 × × 復元は削除済みシークレットの最新履歴からのみ
全グループ一覧の確認 × × 組織内の全グループが対象
メンバーなしグループの管理 × × 1名の所属付与・削除。管理ページはメンバーなしに限る
グループの所属・共有状況確認 確認のみ × × 実際の所属ユーザー・共有シークレットだけを表示
全ユーザー一覧の確認 × × 組織内の全ユーザーが対象
ユーザー編集 × × 認証方式や対象ユーザー種別などにより変更範囲が異なる
ユーザーの共有・所属経路確認 確認のみ × × 対象ユーザーの種別に応じた情報を表示
ユーザー削除 × ×
パスワードリセット開始 × × social login が有効な組織では外部ユーザーのみ
管理操作履歴一覧 × × 絞り込み可能
管理操作履歴詳細 × × JSON 形式の詳細確認が可能

管理操作履歴

管理モードで行った操作は、成功・失敗にかかわらず管理操作履歴に記録されます。

例:

  • シークレットの編集者付与
  • シークレット削除
  • シークレット復元
  • グループへの所属付与
  • グループ削除
  • ユーザー更新
  • パスワードリセット開始
  • ユーザー削除

よくある条件付き権限

1. 編集権限が必要な操作

シークレットでは、次の操作に編集権限が必要です。

  • 名前編集
  • シークレット情報の追加
  • シークレット情報の編集
  • シークレット情報の削除
  • 共有設定の変更
  • 削除
  • 任意状態への復元
  • グループ編集画面から行う、共有シークレットの追加・解除・グループ編集権限変更

実際の編集可否は、ユーザーへの直接共有と所属するすべてのグループからの共有を合わせて判断します。1つの共有経路が閲覧のみでも、別の経路で編集権限が付与されていれば編集できます。

2. social login が有効な組織で変わること

social login が有効な組織では、特に次の点が変わります。

  • 管理ユーザー・社内ユーザーは外部 IdP でログインします
  • 招待対象は外部ユーザーのみです
  • 管理モードからパスワードリセットできるのは外部ユーザーのみです
  • 管理ユーザー・社内ユーザーの名前とメールアドレスは、外部 IdP に依存するため変更できない場合があります
  • Auth-Share 側で削除しても、外部 IdP 側にユーザーが残っていると再ログインできる場合があります

3. 二要素認証

二要素認証は、組織設定とユーザー種別に応じて必須にできます。

設定候補:

  • 全員
  • 管理ユーザーのみ
  • 管理ユーザー + 社内ユーザー
  • 外部ユーザーのみ

外部 IdP を使わないログインでは、二要素認証を必須にすることを推奨します。


迷ったときの見方

判断に迷う場合は、次の順に確認すると分かりやすくなります。

  1. 自分は 管理ユーザー / 社内ユーザー / 外部ユーザー のどれか
  2. 対象の機能は 一般モード管理モード
  3. 自分の組織は social login あり / なし のどちらか
  4. シークレットなら 閲覧権限編集権限 のどちらが必要か
  5. シークレットの権限が 直接共有 / どの所属グループ から付与されているか

いずれの確認・操作も、ログイン中の組織に属するユーザー、グループ、シークレットだけが対象です。


関連ページ